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演劇ユニットYOU企画

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過去の公演




演劇ユニットYOU企画2009年度秋公演

「チェロとケチャップ」


“ 私はあの人をとても愛していたという。 ”

作:金明和 翻訳:木村典子 


会場

Cocktail Bar NAGISA CLUB


日時

2009年 11月21日(土) 13:00/17:00
  11月23日(月・祝) 13:00/17:00
  11月28日(土) 13:00/17:00
  11月30日(土) 13:00/17:00



作品

“・・・・・・私、あの音が嫌い。”

”おれはあの音がないと駄目だ。”

韓国女性劇作家が描く、弾けなくなったチェリストと平凡な銀行員のやがて終わる恋。

砕けた記憶が散在するモノローグ。静かに壊れゆくダイアローグ。

心に居座る愛情の破片を集め、「永遠に不可能」と思える“コミュニケーション(意思疎通)”を描く一篇。


プロダクションスタッフ

作: 金明和
戯曲イメージ写真: 木村典子
演出: 松浦友
出演: 山本周 高澤理恵
美術: 松本理
音響: 神田川雙陽(劇団粋雅堂) 
制作: YOU−PROJECT事務局
宣伝美術: 小林桂子
記録: 竹崎博人

総合プロデュ―ス YOU-PROJECT

主催:演劇ユニットYOU企画

MEMO

YOU企画3年ぶりの作品です。
高澤さんというク・ナウカというしっかりした劇団出身の俳優さんを迎えて、韓国の女性劇作家の2人芝居に挑みました。恋愛という題材にここまで深く考えて演出したのは恐らく初めてです。
演出家として、たしかな手ごたえを感じた作品でした。

観客のアンケートもの回収率もよく、一部を紹介します。

観客のアンケートから

ベートーベンの伝記を読んだことを思い出していました。
二人の心が一つになっていて良かったです。
又来ます。

ケチャップにセクシーさを感じたのは初めてです。
女性の作家だからかドコとなく共感できる台詞があったりします。

本を一冊読み終えたような、深〜いつかれの中にいます。
こんなお芝居が、実は私好きみたいです。
やるせなさ、せつなさ……、本気で取り組まれた皆様の姿勢が私の心に届きました。
忘れていた純粋な心……。
思い出させて下さってありがとうございました。

役者がすごく近くて、実際にその場にいる感じで、見れて、良かったです。
この芝居は、ホールとかでなく、こういう場所で見るからこそ、いいなと思いました。

詩的で暗示的な会話がリアルなダイアローグと絡み合い、一種サスペンスな香りさえはらんでいたと思います。
演劇という形でしか表現できないドラマですね。

近くで見れて迫力がありました。
ちょっとドキドキしました。

男女間のすれ違い・勘違い、自分勝手な解釈、又繰り返す同じ失敗、でもそれが面白いんだなと思いました。
むつかしいテーマをわかりやすく表現していて、たいへん面白かったです。

とても不思議な構成で独特の雰囲気やセリフまわしに引き込まれました。
ちょっと“男”がにくらしかった。
なんとなく知っている場面、言葉にせつない気分になりました・・・。
ステキなお芝居でした。

男女の細やかな描写がおもしろかった。
時間や場所の表現が、せりふの中で区別されている工夫がユニーク。
好きな相手との気持ちの伝わらない、わかってもらえない、いらだちを、リアルにつたえていた

同じ場所にいながら別々の話をしていたり、重なる話と重ならない話の差がとてもおもしろかったです。

回想という形式・・・・・・すれちがってもすれちがっても相手を必要とするからこそ、彼女が彼に向かっていく姿がいたいたしく、また愛らしく・・・・・・いとおしくてなりませんでした。とってもステキな彼女、でした。

身近な話なのに、よくある、話なのに、こんな風に考えた事はなかった。男女のもつれ、面白かったです。

美しく良く磨かれた彫刻というか、調度品を見ているような感じでした。
個人的にはもう少しケチャップの赤がなまめかしく感じられる芝居の方が好きですが・・・。

別れた後の嗜好が変わるのがおもしろかった。
女性の変化する表情が素敵でした。

場所が美術になっていて
音が今も鳴っていて
という空間がおもしろかったです。
表情が良く見えるのが
いいなあと思いました。

公演の場所と作品の雰囲気がとてもマッチしていた。

戯曲とはことばと想像である。
かみ合わない会話の中から、少しずつ交点をみつけ、
最終1本の糸になる。
嫌い=好き
究極がその中に込められている気がした。

韓国ドラマを見たりしていたので、楽しく観させていただきました。
情熱的で感動しました。
来れてよかったです。

男女の違いを集約したかのような感じがしました。
女性のセリフ「手からすり抜けていく」男性のセリフ「10年前はよくおぼえてるのに数日前はおもいだせない」とか同感です。
それぞれの立場での考えや気持ちがわかりました。give me ばかりじゃダメですね。
小道具がさりげなく置いてあるものを使っていて、とても自然でした。
うまく言えませんが、終わりの方の女性の顔が違って見えて来たのです。
バーという場所だったので近くで見れたのが新鮮でした。夢をみている感じがしました。



作者プロフィール


金明和(キム・ミョンファ)・・・劇作家・演劇評論家

1966年生まれ。

1994年に評論家としてデビュー後、97年に三星文学賞戯曲部門を受賞した『鳥たちは横断歩道を渡らない』で劇作家としてもデビューし、一躍注目を浴びる。2001年には『チェロとケチャップ』『トルナル(1歳の誕生日)』を発表。『トルナル』では東亜演劇賞を受賞する。

2002年、平田オリザとの共同執筆作『その河を越えて、五月』が日本の新国立劇場主催で上演され、第二回朝日舞台芸術賞グランプリに選ばれる。2007年には演劇評論家として<呂石基演劇評論家賞>を受賞。

俳優プロフィール


山本周(ヤマモト・シュウ)・・・男

1968年生まれ。

京都府出身。大学卒業後、会社勤務の傍ら伊藤キム、平田オリザ、原一男等のワークショップに参加。2002年5月、大阪・扇町ミュージアムスクエア最後のプロデュース公演『深流波−シンリュウハ−』(原作:樋口美友喜、演出:生田萬)に参加、俳優活動を開始。2002年度、劇団虚航船団パラメトリックオーケストラ所属。2003年9月より演出家・松浦友の演劇ユニットYOU企画に参加、今回で6作品目の出演作になる。また2004年1月より劇団EBIEにて『近代能楽集』(作:三島由紀夫)や2006年1月『兄おとうと』(作:井上ひさし)、2009年4月『人間合格』(同)に参加。


高澤理恵(タカザワ・リエ)・・・女

北海道札幌市出身。W大学第一文学部哲学科東洋哲学専修卒業。

大学で能楽サークルに入ったことを契機に舞台表現に惹かれ、2005年ク・ナウカ シアターカンパニー入団。
2007年3月劇団の活動休止と同時に京都に移住。現在京都を中心にソロ活動中。

関西での出演は2008年 ぶんげいマスターピース工房vol.2「三人姉妹」、アトリエ劇研プロデュースvol.1下鴨車窓#5「書庫」、2009年 遊劇体#47「海神別荘」に続いて4度目。

STAGE PHOTO
        
             
          
             
   

photo:Naomi Fujino


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