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ここは演劇ユニットYOU企画の関わる公演・ワークショップに関するHPです |
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YOU企画は、2006年度に「 ハーフ 〜Which and where the heart
will be - 」という作品を準備しています。
これは、舞台となる枚方・八幡両市の風景写真を平野愛氏に撮影していただき、その写真からもインスピレーションを得て、作家クスキユウが戯曲を書いていく企画です。
クスキユウは、2000年に書いた処女作「ハーフ」を再演するに当たり、時間を5年後にずらして新たにリライトします。
前作で採用された、ベンチでの会話によってのみ外の世界で起こった出来事が観客に知らされる、と云う基本的な劇構造と、登場人物たちの関係性を基盤にして、舞台写真家が見た風景とコラボレートすることで全く新たな舞台作品を作らんとしています。
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〜大阪と京都の狭間にある枚方と八幡を舞台に、一人の男の人生の途上を、垣間見る。
ふと懐かしいあの街に行きたい、あの道を通りたい、と感傷的な気持ちになることは誰しもあることだと思います。
それは特に落ち込んでいるからとか、挫折したとか失敗したとか言う負の感情を癒すためではなくても、誰しも自分の生きてきた道のりをふと再確認したくなるときがあるのではないか、という問いかけからリライトを始めています。
前作では20代半ばだった主人公たちが、さらに5年のときを経て、30という仕事上も結婚や恋愛の上でも現代社会の中では節目となりつつある年齢を前にして、自分のルーツ(祖先や歴史という意味ではない)について再確認していく作業をしてみる姿を描いてみたい、という思いから創っています。
また、他人から観た自分というものを客観的に描く、という作業、もう少し一般的に突き詰めると主人公の心情については極力表現しないで、周囲の反応や類推から推し量る、という手法を現代の観客に対して用いたいと思ったのです。それが最も押し付けがましくない、現代を描くのに適した物語の語り方ではないかと思ったのです。小説の世界では東野圭吾の「白夜行」が手法としては成功していますが、演劇の世界で果たして同じようなことを起こしうるのか。頑張ってみます。
クスキユウ
写真:平野愛(Ai Hirano)
「戯曲のカケラを少しだけ頂いてモデルのお二人と初めての枚方をゆったりと撮り歩きました。初めてなのにどこか懐かしい気持ちになるのが不思議で、いつの間にか私は私で"ここにいる女"と"ここにいない男"の写真物語を作っていました。」
京都を拠点にパフォーミングアーツの記録写真を中心に活動。劇団MONO・壁の花団・マレビトの会・地点・砂連尾理+寺田みさこなどの舞台撮影多数。武蔵野美術大学建築学科にて写真表現の講師を務める他、小学館ウェブマガジン「散歩好きの京都」での連載企画写真など活動の幅を広げる。
http://www.flat-field.net |
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